モルモットに多い病気

モルモットに多い病気

不思議な高音の鳴き声が可愛く、牧草や野菜を食べる姿も愛らしい動物、モルモット。 小さくて静かで、あまり主張をしないように見られがちの彼らは、弱っているところを隠す動物でもあるため、疾患が進行してからでないと症状に気付かれないことも多くあります。

●歯牙疾患

ビタミンCの不足とペレットに偏った食生活は、不整咬合を招きます。咬み合わせが悪いと食事が摂れなくなり、重症のケースでは伸びきった歯が口腔内に刺さってしまい、痛みを生じて全身状態の悪化を招きます。牧草を主体とするのが正しい食事です。

●足底皮膚炎

丸い身体を支える小さな手足。特に後肢には体重がかかるため、固い床材で踵の部分が炎症を起こしやすくなります。 低反発な素材(ヨガマットなど)を用いて予防しましょう。

●後肢の骨折・脱臼

意外と素早い動きをするので、抱いている時に飛び降りてしまうことも。 また、ケージの柵に足を引っかけた際、パニックになり、もがいてしまって起こる事故もあります。接し方や生活環境には十分注意が必要です。