予防手術

予防手術について

動物の予防手術

避妊手術・去勢手術のすすめ

去勢・避妊手術にはいろいろなメリットがあります。

動物の健康に関わるメリット

●雄の場合

早期の去勢手術によって前立腺肥大のリスクを無くす事ができます。また精巣腫瘍のリスクはゼロになり、肛門周囲腺腫瘍のリスクも少なくする事が出来ます。

●雌の場合

避妊手術によって乳腺腫瘍のリスクを減らす事が出来ます。初回発情の前に避妊手術をすれば、乳腺腫瘍になるリスクは1/200となります。それ以外にも子宮蓄膿症蓄膿症や子宮・卵巣腫瘍のリスクも無くす事が出来ます。

参考文献;Schneider R,Dom CR,Tayior DON. J natl Cancer Inst. Misdrop W.Acta Endocrinol. Overley B, et al.JVet intern Med.

動物の行動に関わるメリット

情緒的にも安定し、マーキングやマウンティングなどの性行動、攻撃性や威嚇行動、無駄吠えなどの性ホルモン関連の問題行動が減少し、動物も家族の一員として、より幸せに人と暮らす事ができます。

社会的メリット

望まれない命によって、捨てられる動物を減らし、人と動物との福祉に貢献し、それが動物愛護の基本となります。

去勢・避妊手術が終わったら

去勢・避妊手術にはさまざまなメリットがありますが、手術後は動物のストレスが少なくなる為、太りやすくなる事がありますので、食事や運動に注意してあげましょう。

肛門嚢摘出手術のすすめ

肛門嚢とは

肛門嚢は肛門の付属器で、左右1対が存在します。変化したアポクリン腺と脂腺を伴っており、悪臭のあるペースト状の分泌物の貯留場所であります。分泌物は正常な排便時と極端に興奮した時、特にAlert(アラート:警戒、危険信号)を示す場合に導管を通して放出されます。

肛門嚢の病気

また肛門嚢の病気には分泌物の異常な貯留、感染、炎症、腫瘍などがあります。肛門嚢炎は犬と猫には多く見られ、肛門嚢内の細菌感染、分泌物の貯留増加により、肛門を床や地面に擦り付ける行動や、炎症による痛み、最終的には肛門嚢の破裂が起こることがあります。

肛門嚢摘出手術で病気を予防

肛門嚢の分泌物は、その動物自身だけではなく、同居している動物にもストレスとなるものです。肛門嚢摘出手術は生活の質を高め、肛門嚢炎などの肛門嚢に発生する病気の予防にもなります。