寒い冬も安全に暖かく
私たちは、衣類や電化製品など、生活の中の様々な品で暖をとります。 一方、動物たちは人間が用意した環境で過ごすことになる為、熱中症に気を付けなければならない夏と同様に、冬には寒さ対策もしっかりと行ってあげなければなりません。しかし、その中で注意したいのが、暖房器具による事故です。
低温やけど
市販の温熱マットやヒーター類は、一般的には安全に作られていますが、皮膚・被毛の薄い種類や、活動性の低下した高齢動物にとってみれば、危険性はゼロとは言えません。 マットであれば、一枚カバーを足したり、ヒーター使用時は、数十分移動が見られない場合は、一旦電源を切るか、使用を中止したりして、放置しないようにして利用して下さい。
感電
冬場に限ったことではありませんが、コードで遊び齧っている内に感電してしまう事故が、特に若齢の動物に多く見られます。 感電すると口腔内に火傷を負うだけでなく、神経原性の肺水腫を起こして呼吸困難に陥ることもあるため、十分注意が必要です。
病院では、病気や怪我の話だけでなく、生活環境に関するご相談もよくお受けしています。
携帯電話やスマートフォンなどで撮影したご自宅の環境を見せていただけると具体的なアドバイスができます。何でもお話し下さい。